スチューデント・アパシー

あるお母様のお話しです。

「高校までは真面目で成績も良かったんです。
でも、大学に入ってから、
寝坊したり、授業をサボったり、
とにかくだらしなくなってしまって・・・
アルバイトばかりしていて、このままですと就職も心配です。
それどころか、留年してしまうんじゃないでしょうか。
アルバイトを辞めさせようかと・・・」

もしかすると息子さんは
スチューデント・アパシーかもしれません。

日本では高校までが
義務教育みたいなものです。

高校から大学に移ると
ガラッと環境が変わります。

授業は選択式。
不慣れなレポート。
登下校も日によって違ったり。
サークルや部活の人間関係も
雰囲気が変わります。

高校までとはまるで違う環境の変化が影響してか、
無気力になってしまう学生もいるのです。

特に、高校まで真面目で成績の良かった
男の子に多く見られます。

対策となる心理療法も色々と研究されていますが
アルバイトで効果が表れることがあります。

社会人ほど厳しくはないアルバイト生活。
そんな緩めな大人の社会の入口で学べることが
プラスに働いているのかもしれません。

ですから、
頭ごなしにアルバイトを辞めさせるのは
ちょっとどうかと思います。

もちろん、お母様のご心配は
相当なものでしょう。

親御さんのストレスを軽くするのも
息子さんにプラスになるのではないでしょうか。

よかったら、
お話しをきかせてくださいね。

清水 空

※クライアントの事例は掲載の許可を頂くとともに、
個人が特定できないように若干事実と異なる内容にしています。