かつて私も会社員でした。
あるとき新しい上司がやってきてから、
このようなことをよく言われたものです。

「あの仕事、まだ、やっていないのか。
遅いぞ、早くやれよ」

「もう入社して1年経つだろ。
まだ、こんな簡単な仕事もできないのか?」

「お前の同期の佐々木を見てみろ。
お前と違ってテキパキ仕事できるだろ」

「これくらいの仕事できなくてどうするんだ。
お前のことを考えて言っているんだからな」

「何のために研修に行かせたと思っているんだ。
ムダ金じゃないか」

このような上司がやってきたら
どんな気持ちになるでしょうね。

でも・・・
独立してからも、
その上司みたいな方に会う機会が増えました。
上司みたいな親御さんに。

「宿題、まだ、やっていないの?」
「こんな簡単な問題も解けないの?」
「お友達の佐々木君は成績いいのに・・・」
「いい、あなたの将来のことを考えて
 言っているんだからね」
「何のために塾に行かせていると思っているの。
 授業料もったいないじゃない」

ドキッとした方もいるかもしれませんね。
ですが、相談を聴く立場から言えば・・・
多いですよ、そういう親御さん。

だから、
特別に悪い親ではありません。

ただ、子どものヤル気が出るかどうかと言えば、
答えは明白です。

理想は、ヤル気を引き出すような接し方ですが、
なかなか簡単なことではありません。

でも、
ヤル気を消さない接し方なら
すぐにできます。

「つい、言っちゃった」を
ほんの少しガマンすればいいだけです。

それだけで、
1ヶ月も経てば随分と変わります。
遅くとも年内には変わりますよ。

清水 空

P.S.
ほんの少しのガマンが、
大きく未来を変えます^^